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白鳥の湖
Lebedione Ozero
1875
クラシック・バレエの代名詞。
初演は1875年、モスクワのボリショイ劇場。
現在上演されるものは、1895年にマリインスキー劇場でプティパが大成功をおさめたもの。
第一幕、成人を迎えたジクフリート王子は、明日の舞踏会で花嫁を選ぶように言われる。
漠然とした不安を感じる王子は、目にした白鳥を追って湖畔へ行く。
オデットに魅せられた王子は、彼女に
永遠の愛を誓う。 |
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翌日の舞踏会。
各国の王女たちが紹介されるが、
王子の心はここにない。
そこへ、高貴な騎士に変装した悪魔が娘オデイールを伴って登場する。
オデイールはオデットにうり二つ。
王子はオデイールに夢中になり、愛を告白してしまう。
王子は湖へ急ぎ、オデットにゆるしを乞うが、もはやこの世ず結ばれ得ないことを知った二人は、来世に願いをかけて湖水に身を投じる。
このバレエをチャイコフスキーの叙情的な音楽が普遍的な価値を与え不朽の名作としている。
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眠れる森の
美女
Spyasheya Krasavitsa
1890
物語はぺ口-童話に基づいて、
カラボスとリラの精の対立が描かれて いる。
オ-口ラ姫の誕生を祝ラ宴。
贈り物を持ってやってくる妖精たち、華やかな宴の中、
招待されなかった悪の精カラボスが激怒し乗り込んできて、成長したオ-口ラ姫はつむぎ針に指を刺して死ぬと呪う。
国王はつむぎ針の使用を祭止した。 |
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オ-口ラ姫の16の誕生日。
友人たちと踊る姫に、老婆が近づいて花束を渡す。
すると姫の指に突然針が刺さり、姫はぐったりと倒れ、
正体を現したカラボスは、勝利の笑いを残して消える。
リラの精が一魔法の杖を振ると、
オ-口ラ姫とともに王国全体が眠りに入る
100年後、森へ狩りにやってきたデジレ王子に、リラの精がオ-口ラ姫の幻影を見せる。
王子はリラの精とともに、眠りに沈む城に向かう。
カラボスと従者が行く手を遮るが、
リラの精の前ずはなにもできない。
王子がオ-口ラ姫に接吻すると、
姫は目を覚まし、王国全体も蘇る。
王子と姫の華麗な結婚の宴。リラの精やぺ口-童話の主人公たちがお祝いにやってくる。
非常に美しい舞踊シーンの連続。
十九世紀バレエ芸術の粋がここにある。
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くるみ割り人形
Shehelkunchik
1829
ホフマンの原作をデュマが書き改めた童話にプテイパが脚色、イワlノフの振付・演出。音楽をチャイコフスキーが担当。
チャイコフスキー最後の作品でもあり音栄の完成度が最も高い。
マーシヤの家のクリスマス・パーテイ。
発明家ドロッセルマイヤーおじさんは、手品と人形劇を子供たちに見せてくれる。
マーシヤが一番気に入ったのは
くるみ割り人形だった。
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バーティの後、
眠りについたマーシヤは、応接間でねずみの王とくるみ割り人形の指揮する兵隊たちが戦っている夢を見る。
人形が危ない!
マーシヤはスリッパを投げてねずみを追い払う。
ドロッセルマイヤーは、マーシヤとくるみ割り人形を若い男女に変身させる。
二人は船に乗っておとぎの国へ旅立つ。
おとぎの国。
二人は、いろいろな国の踊りを見る。
そして、二人はグラン・パ・ド・ドウを踊る。
朝、マーシヤはぺッドで目を覚ます。
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コッペリア
Coppelia
口マンティック・バレェ最後の作品と言われる。
ポ-ランドの農村の広場。
老博士コッぺリウスの家の二階バルコ二-に、美しいコッぺリアが登場。
村娘スワ二ルダも、彼女の婚約者フランツも、
コッぺリアを見て人間だと思い込む。
フランツは婚約中なのにコッぺリアに、心ひかれ、
スワ二ルダがそれに気づいて2人は仲たがい。
スワ二ルダと、友だちの娘たちは好奇心に誘われるまま、こっそり博士の留守宅へしのび込む。
老博士の家の二階。広い部屋に自動人形がいくつも置いてある。
コッぺリアも自動人形であることがわかるが、
毛博士が帰宅して、侵入した少女たちを家から追い出す。
スフ二ルダだけ逃げ遅れ、コッぺリアのしまってある小部屋へ隠れる。
その直後、フランツがコッぺリアに会おうと二階の窓から侵入。
老博士は一計を案じて彼を睡眠薬で眠らせる。
魔法でフランツの命をコッぺリアに与え、
人形を人間にしようというのだ。
スワ二ルダは魔法がきいて人間になれたふりをして、老博士をからかう。
スワ二ルダはフランツを起こし、事情を話して仲直りする。
老博士はだまされたと気づき、がっかりする。
再び村の広場。村の祭りの日、村長がスワ二ルダとフランツをはじめ、結婚するカップルにお祝いのお金を与える。
村長は、怒りのおさまらない老博士にもお金を与え、一件落着。
あとは祭りの余興の踊りが次々と披露されて大団円。
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ドンキホーテ
Don Kikhot
1869
ボリショイ劇場で1869年に初演された。原作は十セ世紀にセルバンテスが書いた小説
スぺインの明い陽光あふれる楽しいバレエ。
異国情緒をたっぷり、一度聞いたら忘れれない印象的な曲が多い。
騎士物語にとりつかれたドン・キホ-テは、農夫サンチョ・パンサを自分の従者に仕立てると、意気揚々と思ぃ姫ドルシネアを捜しに出発する。
地中海 の港町、バルセロナの広場。
旅館の主口レンツォの娘キトリは、床屋の若者パジルと恋人同士。キトリとバジルは手を取り台って駆け落ちしていく。
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二人がやってきたのは居酒屋。
ところが追いかけてきた口レンツォたちに見つかり、キトリは無理夫理ガマーシュと結婚させられそうに。
バジルは結婚させてくれないならと刃物を自分の胸に突き立てる。
キトリの懇願とドン・キホーテの仲裁にあい、
口レンツォがしかたなく結婚を許すと、パジルがびょんと跳ね起き、居酒屋中がお祭り騒ぎ。
ドン・キホ|テとサンチョ・パンサはジプシーの野営地を通りかかる。ジプシーたちは踊りや人形劇でもてなす、
劇を見て頭に血が上ったドン・キホーテは、
風車小屋を巨人と思いこみ、槍を掲げて突っ込んでいく。
風車にとばされ、気を失った彼は、美しい夢を見る。
夢の中ではキューピッドや森の精が踊り、キトリはドルシネア姫の姿をしている。
まだ余韻醒めやらぬドン・キホーテとサンチョ・パンサを、通りかかった貴族たちが助け、公爵の館へと導く。
晴れて結婚を許されたキトリ
とバジルのために、祝宴が開かれようとしている。
街の踊り子や闘牛士たちが賑やかに踊りを競うなか、時代遅れの鎧と槍に身を固めたドン・キホーテ主従がやってくる。
キトリを見たドン・キホーテは、これこそ思ぃ姫ドルシネアと思いこみ、うやう足を絡ませてあえなく降参。
幸福に輝く二人を後に、サンチョ・パンサを連れて再び旅に出る。 |
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ジゼル
Giselle
1841
舞台は、葡萄の収穫の季節を迎えたドイツの農村。
母親のべルタと2人で暮らす村娘ジゼルは、
隣家の青年口イスに恋している。
口イスのほんとうの名はアルブレヒトで、ジゼルとは身分違いの貴族の上に婚約者もある身だが、
いまは彼女との恋に夢中。ジゼルとアルブレヒトは楽しく語らい、恋の行方を花びらで占う。
マントヒ剣を身に付げた口イスの姿を見たヒラリオンは、彼の素性を疑うが、二人の間に疑惑を入り込ませる隙はなかった。
恋人たちの明るい気分は葡萄を摘む娘たちの踊りでさら極まる。 |
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だが、ヒラリオンは口イスの小屋から貴族の証の剣を見つけ、ジゼルに彼の正体を告げる、
激しい悲しみはジゼルの正気を奪い、その生命さえ奪ってしまう。
夜の森。生い茂った木々の向こうに沼が見える。
ヒラリオンがジゼルの墓に花を捧げにやってくるが、鬼火が飛び交うのを見て、怯えて逃げ去る。
ウィリの女王ミルタが、仲間のウィリたちを従えて現れ、ジゼルの魂を新たにそのなかに加えようと墓から呼び出す。
ジゼルの墓にやってきたアルブレヒトは、精車並となった彼女に出会い、なおいっそうの後悔に襲われる。
けれどもウィリたちは、その恐ろしさを発揮し始める。
まずヒラリオンが犠牲となり、さんざん踊らされた末に沼に沈められてしまう。アルブレヒトもミルタの前に連れ出される
冷ややかに踊り続けることを命じるミルタ。アルフレヒトは踊り それを庇うようにジゼレが踊る。
踊り続プたアレブレヒトヵ弱り ついに息絶えようとしたとき
夜明けが訪れるウィリたちは消え ジゼルの姿もやがて消え、
朝の森には命を救われた若者が一人残される
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BALLET |