1964年10月、世界に先駆けて特急専用路線という画期的な鉄道が開業した。東海道新幹線ひかり号は東京ー大阪間を時速210km、所要時間3時間10分で結びました。1975年に山陽新幹線は博多まで完成しました。

　日本の新幹線が輝しい成果を上げたことで、世界が鉄道の復活、高速化に本腰を入れるようになりました。

TGV/1981France

Train a Grande Vitesse

　日本の新幹線から１７年後の１９８１年に、フランスのＴＧＶが開業しました。編成は10両編成で、両端の動カ車を挟んで1等車3両、2等車５両で構成されています。配置は1等が1列2十1人の3人掛け、2等がI列2十2人の4人掛けです
　この地中海線は1983年にリョンまで完成し、スピードを27Okmにに上げて、さらに南へグルノーブル、地中海岸へと延長し,パリ〜マルセイユ間を3時間、パリ〜ジュネーブ間を3時間30分で結びました。
　
　ヨーロッパの鉄道は軌道幅が1435mに統―されているため、在来線に入って行けるので、さらに国境を越えてスイスのべルン、さらに遠くイタリアのミラノといった都市へも乗り入れています。

ICE /1991Deutsch

　Inter City Express

　1991年6月にドイツの新幹線ICEが、ハンブルク〜ミュンへン間の路線で開業しました。最高時速は28Okmでした。
　着実に路線網だ広がり、1997年にハノーバー〜べルリン間が高速新線が開業。さらにケルン〜フランクフルト間も最高時速300kmの高速新線で開通しました。

　所要時間はフランクフルト〜ミュシへン間が3時間30分、フランクフルト〜ハンブルク間が3時間30分、フランクフルト〜ケルン間が1時間15分、ケルン〜べルリン間が4時間20分、等、主要幹線のほとんどの都市間を結ぶまでに成長しました。
　
　各車両にクロークとコインロッカーが設けられていて、すべての座席にオーデイオ装置、背もたれに液晶テレビがついています。 食堂車も充実していて、本格な料理を味わうことができます。
　サービスもすばらしくて、乗客は座席で新聞、イヤホン、スナック、ドリンクなどのサービスがすべて料金に含まれています。

　Alta　VeIocidad　Espanola

　スぺイン国鉄は首都マドリッド〜セビリア間に軌間１４３５mの国際標準軌による高速新線(NAFA)を建設しました。この高速新線に１９９２年4月走り始めたのがAVEで、フランスのTGVをスぺイン風に改良したものです。
　マドリッドのアトーチヤ駅とセビリアのサンタ・フスタ駅間を2時間３０分で結んでいて、途中コルドバにだけ停車します。27Okmの最高時速のです。
　これまでにない特徴は、3クラス分けされていて、車両ごとにスチュワーデスが乗務して出迎え。おしぼりやウェルカムドリンク、新聞、雑誌イヤホンにのテレビがいくつも設置され、さらに食事まで付いています。

　1994年5月、イギリスとフランスを結ぶユーロ英仏海峡トンネルが開通しました。ユーロトンネルは全長50kmで海底部分は37kmです。　1994年11月には、ユーロスターが開業しました。ユーロスターはフランスの新幹線TGVを、イギリスでも走れるように造られた車両です。1等の座席配列は2十1人の3人掛けで2等は2十2人の4人掛け。編成は両端が動カ車で、間に2等車5両1等車3両が2組で、全18両組まれています。

　イギリス側はウオータールー国際駅。このイングランド区間に高速新線が開通。ユーロトンネルを20分で通り抜ける。フランス に入るとスピードを上げ高速新線を最高時速30Okmで走り抜けて、フランス側の終着はパリ北駅へ。 あっという間の所要時間2時間30分です。

ETR/1997Italia

　イーエススターはイタリア主要都市を結ぶ高速鉄道です。ローマからナポリまで1時閲45分、ミラノからヴェネチアまで2時閲45分のスピードで結んでいます。
　車両は1997年にETR500が開発されました。デザインはピニンファリーナです。 賛沢な仕上がりになっていて、輻が広くて車内空閲がゆったりしています。座席ににオ―ディオイヤホンやパソコンのコンセントが付いています。
　食堂翅やビュッフェも完備していて、無料でスナック、ドリンク、お菓子が配られるサ―ビスがあります。